冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭りとは?

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冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭り(読み方:ふじさんしもみやおむろせんげんじんじゃれいたいさい やぶさめまつり)は、山梨県富士吉田市にある、冨士山下宮小室浅間神社の例大祭で、毎年行われます。

甲州弁(こうしゅうべん)で「うまっとばかし(馬を走らせるという意味だそう)」と呼ばれ、走った後につく馬の足跡で占う馬蹄占(ばていうらない)を行う神事です。

神社の目の前の通りに設けられた、約100mの直線特設馬場(ばば)を駆け抜けながら、高い位置に設けられた3つの的を狙います。

神事では役馬(やくうま)と呼ばれ、朝馬(あさうま)が4回、夕馬(ゆううま)が4回ずつ駆け抜けます。

最後に、山王様(さんのうさま:神様が乗る馬の事)が、朝・夕の1回ずつ駆け抜け、神様が山へ帰ります。

矢で的を射るのはメインではない為、鏃(やじり)もなく、矢を放ったか命中したかどうかも、重要ではありません。

冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭りの目的は?

世襲で受け継がれている占人(うらびと)が、走った足跡で下吉田地区(しもよしだちく)の吉兆を占います。

冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭りの服装

▼朝馬の装束
白の狩衣(かりぎぬ)、白の袴(はかま)、風折烏帽子(かざおりえぼし)、赤い襷(たすき)

▼夕馬の装束
赤の狩衣、白の袴、風折烏帽子(かざおりえぼし)、赤い襷(たすき)

※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)、和銜(わばみ)を使い、馬の額にはオテンゴー(御天狗)と呼ばれるタテガミを編んだ角状の飾りを着けます。

冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭りの始まりや由来、歴史、起源は?

1164年(長寛2年:ちょうかん)に始まったとされ、鎌倉時代から800年以上に渡り、休む事なく毎年開催されているそう。

冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭りは、2017年(平成29年)9月7日に、下吉田の流鏑馬祭(しもよしだのやぶさめまつり)として、山梨県指定無形民俗文化財に登録されています。

冨士山下宮小室浅間神社例大祭・流鏑馬祭りは、いつ行われるの?

毎年9月19日に行われます。

冨士山下宮小室浅間神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

山梨県富士吉田市下吉田3―32―18

▼自動車
中央自動車道富士吉田西桂スマートICより約9分、河口湖ICより約19分
東富士五湖道路山中湖ICより約19分

▼電車
富士急行線下吉田駅より徒歩約7分

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