田立の花馬祭りとは?

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田立の花馬祭り(読み方:ただちのはなうままつり)は、長野県木曽郡南木曽町にある、五宮神社(いつみやじんじゃ)で、毎年行われます。

田立駅前広場から五宮神社まで、約2kmを1時間ほどかけて花馬が行列します。

五宮神社の幟(のぼり)を先頭に、五色(ごしき)の幟(青:明るい空、黄:豊かに稔った五穀、赤:太陽、白:澄んだ水、黒:肥沃な耕地)、笛、太鼓の囃子(はやし)、最後に3頭の花馬(木曽馬:きそうま)が続きます。

先頭は神が宿る神籬(ひろもぎ:神を迎える為の依り代)、次は豊作を現わす菊、最後は南宮社社紋(なんぐうしゃさもん)の日月の幟を立て、その周りに竹ひごと五色の紙で稲穂に見立てた、365本の花が飾り付けられています。

五宮神社に行列が到着し、境内を3周した後に花馬は一列に並び、太鼓の合図により飾り付けられた「花」の争奪戦が始まります。

「家の入口に挿すと、家内に厄病神(やくびょうがみ)が入らない」

「田の畦(たのあぜ:田んぼの水が外へ漏れないよう囲った盛り土)に挿すと虫除けに」

「神籬を取った方には、最大の幸福がある」と言われているそう。

田立の花馬祭りの始まりや由来、歴史、起源は?

津羽沢小幡家文書(つばさわおばたけもんじょ)に「享保2(きょうほう)酉年(1717年)此年南宮産神花馬始テ執行」という記載があるそう。

田立の花馬祭りは、1993年(平成5年)2月18日に、長野県無形民俗文化財に登録されています。

田立の花馬祭りは、いつ行われるの?

毎年10月第1日曜日に行われます。

五宮神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

長野県木曽郡南木曽町田立388−イ

▼電車
JR東海中央本線田立駅より、徒歩約12分

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