米沢上杉まつりとは?

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米沢上杉まつり(読み方:よねざわうえすぎまつり)は、山形県米沢市で、毎年行われます。

最大の見どころは最終日の上杉軍団行列(まちの広場~松川河川敷)と、川中島合戦(かわなかじまかっせん:松川河川敷)で、最も激戦だったとされる第4次合戦、1561年(永禄4年)秋の川中島の合戦一騎打ちを再現しています。

5月2日の武禘式(ぶていしき)、5月3日の上杉軍団行列、川中島合戦に18歳以上で健康な方なら一般参加が可能です。

米沢上杉まつりの内容の一部

武禘式(5月2日)

▼武禘式会場に向かう道中、武禘式軍団行列が行われます
上杉家廟所(うえすぎけびょうしょ)→千勝院(せんしょういん)→上杉神社→伝国の杜前広場(でんこくのもりまえひろば)

▼軍神勧請の儀(ぐんしんかんじょうのぎ)
軍神を招き迎える儀式で、砲術隊による発砲も行われます。

▼五沾水の儀(ごてんすいのぎ)
上杉謙信公が毘沙門天(びしゃもんてん)を拝み戦勝を祈り、自ら花と水を供え、その水を五沾水と呼び、各大将に分け与えます。

上杉軍団行列(5月3日)

興譲小学校(こうじょうしょうがっこう)で出発式を行い、JR米沢駅を経由し、松川河川敷まで行列します。

上杉騎馬隊、稲富流砲術隊、先手軍団、前備軍団、二見軍団、右備軍団、本陣、左備軍団、後備軍団、後押軍団、少年二十八将、女子薙刀隊

川中島合戦(5月3日)

▼武田軍の三献の儀(さんこんのぎ)
「討つ・勝つ・喜ぶ」に合わせて、打ちあわび(あわびを細長く切って、打って干したもの)を噛んで大の盃で酒、勝ち栗(かちぐり:乾燥してからと渋皮を取ったもの)を食し中の盃で酒、昆布を食し小の盃で酒を飲み干し、その盃を地面に打ち付けて割る、戦勝祈願の儀式。

▼上杉軍の武禘式
・軍神勧請の儀、五沾水の儀

▼合戦
陣形での合戦、信玄公・謙信公の一騎打ち等も。

米沢上杉まつりの始まりや由来、歴史、起源は?

戦前から行われていたが、戦争により一時消滅。1947年(昭和22年)から再び開催され、1966年(昭和41年)から現在のような形で開催され、現在に至るそう。

米沢上杉まつりは、いつ行われるの?

毎年4月29日(謙信公の命日)~5月3日に行われます。

米沢上杉まつりへの参加方法

性別は問わず、18歳以上で体力に自信があり、健康状態に問題がない方が条件。参加費は参考価格(詳しくは公式HPで確認してください)。

3月初めから3月末頃まで、申込書を郵送、FAX、メールで参加申し込みが出来ます。

▼武禘式と行列の甲冑武者(5月2日)
・配役「旗持ち、松明持ち」どちらかの雑兵役

・参加費
3,000円(衣装、着付け、中間食、保険料は込み)

※先着順で、定員になり次第締め切られます。

▼上杉軍団行列と川中島合戦の甲冑武者(5月3日)
・配役「副将、雑兵」当日抽選で決定

・参加費
10,000円(衣装、着付け、昼食、保険料は込み、記念品等)

※応募多数の場合は抽選で決定。自前の甲冑での参加も可能。

▼上杉軍団行列での上杉謙信役(5月3日)
出発式で出陣の掛け声、大将鎧を着て騎乗し、軍団を合戦会場に導くまでの役目(合戦は含みません)。

20歳以上の男性で体力に自信があり、健康状態に問題がなく、5月2日の前日リハーサルに参加出来る方が条件。

・参加費
20,000円(衣装、着付け、昼食、保険料は込み、記念品等)

※オーディションで決定されます(実技実演、面接、応募多数の場合は書類審査あり)

米沢上杉まつりの有料桟敷席

有料桟敷席はエリア指定でエリア内は自由席。4月から前売券が販売され、当日券も用意されていますが、先着順になります。

※参考価格(詳しくは公式HPで確認してください)
1席あたり2,000円(お土産、ドリンク付きで子供も同一料金)で、過去に売り出されています。

川中島合戦会場・松川河川敷の場所・住所(アクセスと駐車場)

山形県米沢市相生町4−41

▼自動車
東北中央自動車道米沢中央ICより約7分

会場に専用駐車場はありませんが、臨時駐車場も設けられます。

▼電車
JR奥羽本線・JR米坂線・山形新幹線米沢駅より徒歩約15分

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