若宮八幡社・竹馬祭とは?

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若宮八幡社・竹馬祭(読み方:わかみやはちまんしゃ たけうままつり)は、滋賀県高島市にある、若宮八幡社で毎年行われます。

大荒比古神社七川祭(おおあらひこじんじゃしちかわまつり)の子ども版と言われ、15歳までの少年が流鏑馬(やぶさめ)を奉納します。

馬上から的を弓で射る形ではなく、木製の馬に見立てた竹馬にまたがって町内を練り歩き、境内で1名だけが竹矢で的を狙い、町中に移動されている八幡社を目掛けて駆けていき、八幡社の前に清めの塩をまきます。

竹馬は、約20cm程度の桐の木で頭が作られ、苧(お:カラムシ・イラクサ科の多年草)を黒く染めてタテガミにして手綱を付け、子どもの体型に合わせて竹の棒で胴体を作り、これを首からかけて、またがります。

流鏑馬で射る的(竹の先に一、二、三と書かれた板的)は、子ども達が持って町内を練り歩きます。

若宮八幡社・竹馬祭の服装

陣笠(じんがさ)、絣(かすり:模様がかすれて見える織物)の着物、たすき、家紋等が入った旗指物(はたさしもの)

▼流鏑馬役(1人)
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、絣の着物、たすき、手甲、箙(えびら:矢を入れる容器)

若宮八幡社・竹馬祭の始まりや由来、歴史、起源は?

大きく2つの説があり、起源ははっきりしていません。

大荒比古神社を鎌倉時代に改築した際に、競馬が奉納され、それを子ども達が真似て遊んだという説。

織田信長との戦いの際に、男性達が清水山城(しみずやまじょう)から出払い、女性と子ども達が竹馬にまたがって回り、兵士が残ってるように見せかけ、敵を追い払った事が始まりという説。

若宮八幡社・竹馬祭は、いつ行われるの?

毎年5月5日に行われます。

若宮八幡社の場所・住所(アクセスと駐車場)

滋賀県高島市新旭町饗庭2929

▼自動車
北陸自動車道敦賀ICより約55分
名神高速道路京都東ICより約54分

▼電車
JR湖西線新旭駅より車で約8分、徒歩約40分

▼バス
JR湖西線新旭駅より江若交通新旭西循環線「日爪」下車、徒歩1分

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