妻木八幡神社例祭・流鏑馬神事とは?

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妻木八幡神社例祭・流鏑馬神事(読み方:つまぎはちまんじんじゃれいさい やぶさめしんじ)は、岐阜県土岐市にある、妻木八幡神社の例祭で、毎年行われます。

馬に乗って駆け抜けながら矢を射るのではなく、地元の小学生5~6年生の男子6人(乗り子:のりこ)が、それぞれ3回ずつ長さ約130mの参道を駆け上がります。

そして、参道の途中の的の近くまで行き、静止した状態で的へ向けて矢を放つ、弓取式(ゆみとりしき)を行います。

乗り子は衣装を変え、それぞれ3回ずつ参道を駆け上がります。

もう1つ、馬上射芸が中学生・高校生・社会人により行われます。こちらは馬に乗って駆け抜けながら、的を1つ狙います。

妻木八幡神社例祭・流鏑馬神事の服装

▼前半の服装
陣笠(じんがさ)、陣羽織(じんばおり:武士が陣中で着用した胴服)、足袋

▼後半の服装
和紙の飾りが付いた笠、羽織、袴、足袋、背中に矢と五色(緑・赤・黄・白・紫)の母衣(ほろ:馬が駆けると長い布が膨らみ、背面からの流れ矢を防いでくれる)

※和鞍(わぐら)を使い、日本在来馬(木曽馬など)に乗ります。

妻木八幡神社例祭・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?

1623年(元和9年:げんな)に、領主・妻木家頼(つまぎいえより)が御旅所(おたびしょ:祭礼の時に本社より出た神輿が仮にとどまる所)を造営し、馬一頭を献上した事が始まりと言われてるそう。

1870年(明治3年)に一度途絶え、1881年(明治14年)に再興された際に、矢を射らないスタイルになり、2022(令和4年)に馬上射芸が復活したそう。

八幡神社の流鏑馬として、1956年(昭和31年)5月9日に、土岐市指定無形民俗文化財に登録されています。

妻木八幡神社例祭・流鏑馬神事は、いつ行われるの?

毎年10月第2日曜日(前日は宵祭:よいまつり)に行われます。

妻木八幡神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

岐阜県土岐市妻木町3051−1

▼自動車
中央自動車道土岐ICより約21分
東海環状自動車道土岐南多治見ICより約15分

臨時駐車場が、妻木小学校・妻木公民館に設けられます。

▼電車
土岐市駅より車で約17分

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