香椎宮秋季氏子大祭・流鏑馬神事(読み方:かしいぐうしゅうきうじこたいさい やぶさめしんじ)は、福岡県福岡市にある、香椎宮で毎年行われます。
馬上から的を弓で射る3騎の射手(いて)は、直線の特設馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの的を狙います。
まず、一の的(いちのまと)の前で静止して射たあと、Uターンしてスタート地点から駆け始め、二の的(にのまと)、三の的(さんのまと)と、駆け抜けながら狙います。
的は木を編んで作られた、板的を使います。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
香椎宮秋季氏子大祭・流鏑馬神事の服装
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、箙(えびら:矢を入れる容器)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)
雁股矢(かりまたや:矢の先が股を開いたように分かれた形状のもの)を射ます。
※和鞍(わぐら)を使います。
香椎宮秋季氏子大祭・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?
古くから行われているようですが、起源は定かではないそうです。1937年(昭和12年)以降は中断され、1988年(昭和63年)に復興されて現在に至るそう。
香椎宮秋季氏子大祭・流鏑馬神事は、いつ行われるの?
毎年10月中旬の日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
香椎宮の場所・住所(アクセスと駐車場)
福岡県福岡市東区香椎4−16−1
▼自動車
福岡高速1号香椎線香椎浜出口より約10分
専用駐車場が会場になる為、駐車場はありません。
▼電車
JR香椎線香椎神宮駅より徒歩約4分
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