加茂神社菊間祭り・お供馬の走り込みとは?

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加茂神社菊間祭り・お供馬の走り込み(読み方:かもじんじゃきくままつり おともうまのはしりこみ)は、愛媛県今治市にある、加茂神社の秋季大祭(菊間祭り)で、毎年行われます。

小学3年生くらいから中学3年生(15歳)までが乗子(のりこ:騎手の事)となり、長さ約300mの参道(鳥居から境内まで)を一気に駆け上がります。

走り込みを終えた馬と乗子は、この後に行われる神輿渡御(みこしとぎょ:隊列で行進する祭事)に加わり、御旅所(おたびしょ:本社より出た神輿が仮にとどまる所)へお供し、神事が終わると解散になる為、お供馬と呼ばれているそう。

祭の前日にはお供馬に乗って、町内を練り歩く顔見せが行われます。1歳から15歳までが参加します。

加茂神社菊間祭り・お供馬の走り込みの服装

▼乗子
平袖(袖口の下方を縫い合わせない)、長襦袢(ながじゅばん:和服用の下着)、たすき、黄色い鉢巻き、足袋

▼馬
面繋(おもがい)、鼻革(はながわ)、面向(めんこう)、小鈴、面房(めんぼう)、首網(くびづな)、飾手綱(かざりたづな)、腹帯(はるび)、腹当(はらあて)、下鞍(したぐら)、鞍、蒲団(ふとん)、尻繋(しりがい)、駄負(だおい)、管

鐙(あぶみ)は無く、ロープになります。

加茂神社菊間祭り・お供馬の走り込みの始まりや由来、歴史、起源は?

京都の葵祭の走馬の儀(そうめのぎ)を模して、600年以上前から始まったと伝えられているそうです。

お供馬の行事として、1977年(昭和52年)1月11日に、愛媛県無形民俗文化財に登録されています。

加茂神社菊間祭り・お供馬の走り込みは、いつ行われるの?

毎年10月第3日曜日に行われます。

加茂神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

愛媛県今治市菊間町浜1989

▼自動車
しまなみ海道今治ICより約20分

菊間中学校、菊間小学校が臨時駐車場になり、緑の広場公園運動場多目的グラウンド(徒歩約10分)もあります。

▼電車
JR予讃線菊間より車で約5分、徒歩約20分

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