吾妻神社の馬だし祭りとは?

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吾妻神社の馬だし祭り(読み方:あづまじんじゃのうまだしまつり)は、千葉県富津市にある、吾妻神社の例大祭で、毎年行われます。

西大和田、絹、中(なか)、岩瀬、上(かみ)、近藤(こんどう)、八田沼(やたぬま)の7地区が参加し、岩瀬海岸で両脇に1人ずつ付き手綱とタテガミを掴み、馬と一緒に疾走します。

ユイアゲと呼ばれる腹巻、背中に白い布団を重ねて飾られた神馬(じんめ)と一緒に、吾妻神社の参道(階段)を駆け上がり、神社神殿前での祭典後に、幣束(へいそく:お祓いなどに使われる2本の紙垂(しで)を、竹または木の幣串に挟んだもの)一対(オンベと呼ぶ)がX字に背中へ立てられ、オメシが完成となります。

その後、氏子(うじこ)地域を巡りながら、岩瀬海岸へ向かいます。

神馬(オメシ)が駆けるのは1回のみで、あとは副神馬(ダシウマ)が何度も疾走します。

吾妻神社の馬だし祭りの始まりや由来、歴史、起源は?

日本武尊(やまとたける)の東征の際に、荒れている海を静めるため走水(浦賀水道)へ入水した、弟橘媛(おとたちばなひめ)の櫛が岩瀬海岸に流れ着き、それをどこからか現れた馬が咥え、吾妻山を駆け上がったという言い伝えを再現しているそう。

吾妻神社の馬だし祭りとして、2017年(平成29年)3月7日に、千葉県指定無形民俗文化財に登録されています。

吾妻神社の馬だし祭りは、いつ行われるの?

毎年9月の敬老の日(第3月曜日)前の日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。

吾妻神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

千葉県富津市西大和田98

▼自動車
館山自動車道富津中央ICより約10分

▼電車
JR内房線大貫駅より車で約5分、徒歩約35分

岩瀬海岸の場所・住所(アクセスと駐車場)

千葉県富津市岩瀬(大貫中央海水浴場)

▼自動車
館山自動車道富津中央ICより約10分

▼電車
JR内房線大貫駅より徒歩約16分

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