日光東照宮神輿渡御祭・百物揃千人武者行列(読み方:にっこうとうしょうぐうみこしとぎょさい ひゃくものぞろいせんにんむしゃぎょうれつ)は、栃木県日光市にある、日光東照宮の春季例大祭(しゅんきれいたいさい)と秋季大祭(しゅうきたいさい)で、毎年行われます。
日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)から御旅所まで、約1kmを練り歩きます。
徳川家康公が静岡県の久能山(くのうざん)に神葬され、翌年に日光東照宮に移された時の行列を、そのまま再現したといわれているそう。
日光東照宮神輿渡御祭・百物揃千人武者行列の隊列
※下記は春季例大祭(総勢1,200余名)、秋季大祭は約3分の2程度の規模(人数)になります。
前駆→兵士鉾持(ひょうじほこもち)→職士鉾持(しょくじほこもち)→獅子→笛→田楽法師(でんがくほうし)→大拍士(だいびょうし)→八乙女→権祢宜(ごんねぎ)→権宮司(ごんぐうじ)→御神馬→御鉄砲持→御弓持→御鎗持→鎧武者→稚児→掛面(かけめん)→御翳(おさしば)→禰宜(御太刀)→禰宜(御旗)→斎鉾(いみほこ)3本(宝剣、日輪、月輪)→祭御鉾8本→葵太鼓→鉦鼓(しょうこ)→猿牽(さるひき)→宮仕(みやじ)→神人(じにん)→神職(雅楽)・神職(舞人)→荷太鼓→荷鉦鼓→鷹匠→枕木→金幣→権宮司→禰宜→素袍着→御本社神輿(ごほんじゃみこし:主祭神の徳川家康公で虎)→子供猿→巴太鼓→鉦鼓→枕木→金幣→素袍着→御左神輿(おんひだりみこし:巴の神輿(ともえのみこし)とも呼ばれる、御祭神は豊臣秀吉公で猿)→子供猿→茗荷太鼓→鉦鼓→枕木→金幣→素袍着→御右神輿(おんみぎみこし:抱き茗荷の神輿(だきみょうがのみこし)とも呼ばれる、御祭神は源頼朝卿で鳥居)→子供猿→傘→宮司→太刀持→禰宜→禰宜→山伏(やまぶし)
日光東照宮神輿渡御祭・百物揃千人武者行列の始まりや由来、歴史、起源は?
1617年(元和3年:げんな)4月17日、徳川家康公の没後1年目の命日に、久能山から日光東照宮に移した時に行われたのが起源とされ、春季・秋季例祭の中の神事として1639年から続き、現在に至るそう。
日光東照宮神輿渡御祭・百物揃千人武者行列は、いつ行われるの?
毎年5月18日(春季例大祭2日目)に行われます。
毎年10月17日(秋季大祭2日目)に行われます。
日光東照宮の場所・住所(アクセスと駐車場)
栃木県日光市山内2301
▼自動車
日光宇都宮道路日光ICより約10分
※専用有料駐車場があります(200台)。
▼電車
東武鉄道日光線東武日光駅より車で約5分、JR日光線日光駅より車で約7分
▼バス
東武鉄道日光線東武日光駅・JR日光線日光駅より世界遺産めぐりバス・湯元温泉方面行バス「西参道」下車、徒歩約5分
※春季例大祭、秋季大祭ともに前日には神事流鏑馬が行われます。

