飯野八幡宮例大祭・流鏑馬神事とは?

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飯野八幡宮例大祭・流鏑馬神事(読み方:いいのはちまんぐうれいたいさい やぶさめしんじ)は、福島県いわき市にある、飯野八幡宮の例大祭で、毎年行われます。

馬上から的を弓で射る射手(いて)は、鳥居前の道路(昔は流鏑馬の馬場(ばば)だったそう)に設けられた、特設直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの的を狙います。

近年は駆け抜けずに、引き馬(ひきうま:ひとが引く)で的の前まで行き、ゆっくり歩き(常歩:なみあし)ながら、馬上から的を狙う形も。回数は奇数になるように行われます。

別名「生姜祭り」とも呼ばれる理由は、歩きながら馬上から「生姜撒き」を行うからで、さらに扇子撒きも行われます。

的は杉板を7枚組み合わせた、長さ約75.8cm(二尺五寸)の板的。

馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。

飯野八幡宮例大祭・流鏑馬神事の服装

五色(ごしき)の紙垂(しで)で飾られた笠、狩装束、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、箙(えびら:矢を入れる容器)、足袋

和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。

飯野八幡宮例大祭・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?

1346年(貞和2年:じょうわ)には行われていたと、古文書に記載があるそうですが、1614年(慶長19年:けいちょう)の火災により、不詳となっているそうです。

飯野八幡宮の流鏑馬と献饌(けんせん)として、1983年(昭和58年)3月25日に、福島県無形民俗文化財に登録されています。

飯野八幡宮例大祭・流鏑馬神事は、いつ行われるの?

毎年9月15日の例大祭直前の土曜または日曜日(第1か第2週、日付は毎年変動する)に行われます。

飯野八幡宮の場所・住所(アクセスと駐車場)

福島県いわき市平八幡小路84

▼自動車
常磐自動車道いわき中央ICより約10分

当日、駐車場は使えません。

▼電車
JR常磐線・磐越東線いわき駅より車で約4分、徒歩約18分

▼バス
JR常磐線・磐越東線いわき駅南口より新常磐交通いわき赤井岳下線「杉平」下車、徒歩約8分

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