末吉住吉神社・流鏑馬(読み方:すえよしすみよしじんじゃ やぶさめ)は、鹿児島県曽於市(そおし)にある住吉神社で、毎年行われます。
馬上から的を弓で射る射手(いて:主に小・中・高校生)は、参道に設けられた長さ約260mの直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの板的を狙います。
矢を放たあと、両腕を水平に広げて駆け抜けます。矢を射ない射手(小学生など)は、両腕を水平に広げたまま駆け抜けます。
スタート地点を馬場元(ばばもと)と呼び、一の的(いちのまと)、二の的(にのまと)、三の的(さんのまと)、ゴール地点を馬場末(ばばすえ)と呼びます。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
末吉住吉神社・流鏑馬の服装
紙垂(しで)と五色(ごしき)の紙飾りがついた綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、刀(2本)、扇子、足袋
鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。
※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。
末吉住吉神社・流鏑馬の始まりや由来、歴史、起源は?
薩摩藩が江戸時代後期に編纂した、三国名勝図会に記載があるそうですが、いつから始まったかは定かではないそうです。
末吉 住吉神社の流鏑馬として、1981年(昭和56年)3月27日に、鹿児島県指定無形民俗文化財に登録されています。
末吉住吉神社・流鏑馬は、いつ行われるの?
毎年11月第3日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。令和4年から変更になりました。
住吉神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
鹿児島県曽於市末吉町二之方3995−1
▼自動車
都城志布志道路末吉ICより約6分
東九州自動車道曽於弥五郎ICより約19分
専用駐車場はありません
▼電車
JR日豊本線西都城駅より車で約22分
流鏑馬はこちら