河越流鏑馬(読み方:かわごえやぶさめ)は、埼玉県川越市にある国指定史跡河越館跡(かわごえやかたあと)で、毎年行われます。
倭式騎馬會(わしききばかい)が奉納します。
馬上から的を弓で射る射手(いて)は、国指定史跡河越館跡内に設けられた、直線の特設馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの的(一辺約50cmの板)を狙います。
各射手は2回ずつ走り、合計6回狙います。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
道産子や木曽馬系等の和種馬(在来馬:ざいらいば)に乗ります。
河越流鏑馬の服装
▼男性射手
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、立烏帽子(たてえぼし:高く立てたままで折らない)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、箙(えびら:矢を入れる容器)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)
▼女性射手
天冠(てんかん)、水干(すいかん:丸襟で背縫いがない)、水干袴(すいかんばかま)、箙、沓(くつ)、※射籠手(つけている場合もある)
鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。
和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。
河越流鏑馬の始まりや由来、歴史、起源は?
2011年(平成23年)に国指定史跡河越館跡活用事業として、源頼朝の平家討伐軍に参戦した、河越太郎重頼(かわごえたろうしげより)を始めとした河越氏ゆかりの地で、鎌倉時代に行われていた流鏑馬の様子を再現して始まったそう。
河越流鏑馬は、いつ行われるの?
毎年11月の土曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
国指定史跡河越館跡(史跡公園)の場所・住所(アクセスと駐車場)
埼玉県川越市上戸192番地2ほか
▼自動車
圏央道圏央鶴ヶ島ICより約14分
関越自動車道川越IC・鶴ヶ島ICより約18分
公園専用駐車場は当日使えない為、上戸運動公園、総合保健センター駐車場の利用を推奨されてます。
▼電車
東武東上線霞ヶ関駅より徒歩約14分
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