出石お城まつり・大名行列(読み方:いずしおしろまつり だいみょうぎょうれつ)は、兵庫県豊岡市にある出石城跡周辺で、毎年行われます。
最大の見どころは、大人大名行列槍振り(読み方:おとなだいみょうぎょうれつやりふり)と子ども大名行列で、出石町(いずしちょう)内を練り歩きます。
出石お城まつり・大名行列のルート
▼子ども大名行列
出石庁舎→大手前通り→宵田通り西→田結庄通り→内町通り→出石庁舎
▼大人大名行列槍振り
登城門・登城橋→内町通り→大手前通り→寺坂柳線→田結庄通り→内町通り→出石庁舎
出石お城まつり・大人大名行列槍振りとは?
「インサヨーイ・イーヤットマカセ・ヨイヨイハーヨーイ」という掛け声と共に、槍さばきを披露し、参勤交代に花を添えていたもの。
1863年(文久3年:ぶんきゅう)に、出石藩主・仙石久利(せんごくひさとし)公の夫人が、江戸の赤坂奴(あかさかやっこ)を従えて、初めてお国入り(おくにいり:領地に赴くこと)されたのが始まりと言われているそう。
出石お城まつり・大人大名行列槍振りの隊列
御立振れ(おたちぶれ)、金紋先箱(きんもんさきばこ)、二本道具(にほんどうぐ)、白熊(はぐま)、黒鳥毛(くろとりげ)、小白鳥(こばくちょう)、台傘(だいがさ)、立傘(たてがさ)、大白鳥(おおばくちょう)、お篭
出石お城まつり・子ども大名行列の隊列
・旗持、御立振れ、先払い、金箪笥、金奉行、宰領
・乗掛(のりかけ)「口取(くちとり)、槍持」
・奴(やっこ)「金紋先箱、二本道具、白熊、黒鳥毛、小白鳥、台傘、立傘、袋槍(ふくろやり)、大白鳥」
・宰領、鉄砲組、御徒士(おかち)、御徒士目付(おかちめつけ)、二張建て(にちょうだて)、矢筒、刀箱
・城主「口取、供番(ともばん)、槍持、杓持(しゃくもち)、小姓(こしょう)、鏡槍(かがみやり)、長刀持(ながたなもち)、御茶辨(おちゃべん)、茶道(さどう)、典医、お篭、腰元」
・家老「口取、若党(わかとう)、槍持、先箱、宰領頭、宰領
出石お城まつり・大名行列の始まりや由来、歴史、起源は?
1968年(昭和43年)に、出石城隅櫓(いずしじょうすみやぐら)の落成を記念して行われ、現在に至るそう。
出石お城まつり・大名行列は、いつ行われるの?
毎年11月3日に行われます。
出石城跡の場所・住所(アクセスと駐車場)
兵庫県豊岡市出石町内町
▼自動車
北近畿豊岡自動車道日高北ICより約19分
専用有料駐車場がありますが、町内に無料の臨時駐車場が設けられます。
▼電車
JR山陽本線・京都丹後鉄道宮津線豊岡駅より車で約23分
▼バス
JR山陽本線・京都丹後鉄道宮津線豊岡駅前より全但バス「出石」下車、徒歩約6分