川越氷川祭・神幸祭(読み方:かわごえひかわまつり じんこうさい)は、埼玉県川越市にある川越氷川神社の祭礼(通称:川越まつり)で、2日間にわたり毎年行われます。
見どころは1日目の神幸祭行列(読み方:じんこうさいぎょうれつ)で、市内を約1時間半かけて練り歩きます。もう1つは、2日目の山車行事(だしぎょうじ)です。
川越氷川祭・神幸祭行列のルート
氷川神社→裁判所前→喜多町→札の辻→一番街→仲町→松江2丁目→市民会館入口→市役所前→裁判所前→氷川神社
川越氷川祭・神幸祭行列順
先触れ太鼓→氏子総代→榊(さかき)→五色(ごしき)→四神旗→猿田彦(さるたひこ)→青獅子・赤獅子→楽人(がくじん)→辛櫃(からびつ)→神職・巫女→神輿二基→神馬→宮司→斎姫輿山車
川越氷川祭・山車行事とは?
二層の鉾と、からくり人形で構成された江戸型が発展した、江戸系川越型山車が街中へ曳き出されます。車輪の上の台座から上が、360度回転します(回転しないものもある)。
山車の前部分に囃子台(はやしだい)が付いていて、舞、笛、大太鼓、鉦(かね)は各1人、小太鼓は2人でお囃子を披露します。
山車同士が出会うと、囃子台を正面で向き合わせ、囃子を競演する曳っかわせが行われます。夜になると曳き手が堤灯を高く掲げ、歓声を上げて盛り上げます。
川越氷川祭の山車行事として、2005年(平成17年)2月21日に、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
2016年(平成28年)に、日本の山・鉾・屋台行事がユネスコの人類の無形文化遺産の代表的な一覧表へ、その中の1つとして記載されてます。
川越氷川祭・神幸祭の始まりや由来、歴史、起源は?
1648年(慶安元年:けいあん)に、川越藩主・松平伊豆守信綱(まつだいらいずのかみのぶつな)が神輿、獅子、太鼓等を寄付し、1651年(慶安4年:けいあん)に行列が行われたのが始まりだそう。
川越氷川祭・神幸祭は、いつ行われるの?
毎年10月第3土曜日・日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
川越氷川神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
埼玉県川越市宮下町2−11−3
▼自動車
関越自動車道川越ICより約12分
専用駐車場はありません。
▼電車
JR川越線・東武東上線川越駅より車で約7分
西武鉄道新宿線本川越駅より車で約5分
▼バス
JR川越線・東武東上線川越駅、西武鉄道新宿線本川越駅より東武バス「川越氷川神社」下車すぐ、小江戸巡回バス「氷川神社前」下車すぐ