住吉神社例大祭・流鏑馬神事・勅使参向式とは?

sokaijoba

住吉神社例大祭・流鏑馬神事・勅使参向式(読み方:すみよしじんじゃれいたいさい やぶさめしんじ ちょくしさんこうしき)は、福島県いわき市にある、住吉神社の例大祭で2日間にわたり、毎年行われます。

住吉神社例大祭・流鏑馬神事とは?

馬上から的を弓で射る射手(いて)は、鳥居前の道路(参道)に設けられた、特設直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの的を狙います。

1走目は両手に扇子を持ち、手放しで駆け抜けます。2走目は扇子を撒きながら駆け抜けます。

3走目から的を狙いながら、3回走ります。最後にもう一度、扇子を撒きながら駆け抜けます。

1日目(宵宮:よいみや)、2日目(本祭)の両日ともに行われます。

馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。

住吉神社例大祭・流鏑馬神事の服装

五色(ごしき)の紙で飾られた綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、直垂(ひたたれ)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)箙(えびら:矢を入れる容器)※ない場合もある、足袋、草履

住吉神社例大祭・勅使参向式とは?

東北地方に反乱が起こり、源頼義(みなもとのよりよし)が遣わされ、祈願した儀式を模して行われてるそう。

勅使役は5~8歳の長男に限られ、衣冠束帯(いかんそくたい:公家の正装)で、馬に乗り参詣(さんけい)します。

■1日目(宵宮)
総代が勅使を迎えに行き、社殿で清祓出立式、トラック山車で小名浜港へ(浜下がりの儀:勅使の無事到着を祝い、海上安全を祈願)し、小名浜港の船上にて勅使安着式(あんちゃくしき)が行われます。

住吉神社へ戻ると流鏑馬が始まりますが、参拝せず帰ります(宿下がり)。

■2日目(本祭)
総代が勅使を迎えに行き、社殿で祝詞(のりと)奏上等が行われ、流鏑馬終了後に宿下がり。

住吉神社例大祭・流鏑馬神事・勅使参向式の始まりや由来、歴史、起源は?

古くから行われているようですが、よく分かりませんでした。

住吉神社の流鏑馬並びに勅使参向式として、2004年(平成16年)4月28日に、いわき市指定無形民俗文化財に登録されています。

住吉神社例大祭・流鏑馬神事・勅使参向式は、いつ行われるの?

毎年10月13日に最も近い土曜・日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。

住吉神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

福島県いわき市小名浜住吉住吉1

▼自動車
常磐自動車道いわき湯本ICより約13分

専用無料駐車場があります。

▼電車
JR常磐線湯本駅より車で約11分、泉駅より車で約10分

▼バス
JR常磐線湯本駅前より新常磐交通湯本小名浜線「小名浜三小」下車、徒歩約11分

流鏑馬はこちら


-日本の馬の祭り・神事, 福島県の馬の祭り・神事