島田大祭(読み方:しまだたいさい、通称:おびまつり)は、静岡県島田市に大井神社(おおいじんじゃ)の大祭で3年に1度、3日間にわたり毎年行われます。
最大の見どころは3日目に行われる御渡り(読み方:おわたり)で、大井神社から御仮屋町(おかりやちょう)にある、御旅所(おたびしょ)まで練り歩きます。
島田大祭・御渡りのルート
大井神社→旧東海道本通り(県道34号線)→本通り2丁目交差点→杉村家(嘉十薬局)→本通り7丁目交差点→御旅所
島田大祭・御渡りの編成
■大名行列(第七街が担当)
お先触、長柄(ながえ)、具足、持筒(もちづつ)、御先騎(ごせんき)、槍持・片箱、赤・黒鉄砲、御弓、具足、御先騎、槍持・片箱、大奴(おおやっこ)、挟箱、台傘、立傘、大鳥毛(おおとりげ)、赭熊(しゃぐま)、お唄方、御殿様、葛籠馬(つづらうま)
■神輿渡御行列
稚児行列、猿田彦(さるたひこ、第六街が担当)、神輿、鹿島踊(かしまおどり)、屋台5台(第一街~第六街)
島田大祭・御渡りの始まりや由来、歴史、起源は?
1695年(元禄8年:げんろく)に初めて御渡りが行われ、現在に至るそう。
※島田に嫁入りをすると大井神社に参拝のした後、新婦が嫁入りの丸帯を持って、町中全戸に挨拶回りをする風習があったそうですが、町が大きくなるにつれて困難になり、安産の守護神として信仰があった大井神社で行われる神輿渡御の、大奴の大太刀(おおたち)にその帯を下げて披露するようになり、帯祭りと呼ばれています。
島田帯祭の大名行列として、1996年(平成8年)3月12日に、静岡県指定無形民俗文化財に登録されています。
島田鹿島踊として、1957年(昭和32年)5月13日に、静岡県指定無形民俗文化財に登録されています。
島田大祭・御渡りは、いつ行われるの?
3年に1度10月第2月曜日(祭り3日目、日付は毎回変動する)に行われます。
大井神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
静岡県島田市大井町2316
▼自動車
新東名高速道路島田金谷ICより約12分
東名高速道路吉田ICより約14分
島田金谷バイパス旗指ICより約4分
交通規制の為、専用無料駐車場は使えません。大井川緑地公園に無料駐車場があり、期間中は無料シャトルバスが運行します。
▼電車
JR東海道本線島田駅より徒歩約7分

