井草八幡宮・流鏑馬神事（読み方：いぐさはちまんぐう やぶさめしんじ）は、東京都杉並区にある、井草八幡宮の神事として、５年に１度行われます。
馬上から的を弓で射る射手（いて）は、参道に設けられた長さ約２００mの直線馬場（ばば）を駆け抜けながら、３つの的を狙います。
矢を番える（つがえる）動作の間に、「陰陽（いんよー）」という声を発します。
スタート地点を馬場元（ばばもと）と呼び、一の的（いちのまと）、二の的（にのまと）、三の的（さんのまと）、ゴール地点を馬場末（ばばすえ）と呼びます。
的は一辺約５５ｃｍの板的。
馬場の両側には埒（らち）が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒（おらち）と呼び、反対側は女埒（めらち）と呼びます。
井草八幡宮・流鏑馬神事の服装
▼鎌倉時代の狩装束
綾藺笠（あやいがさ：いぐさを編んで裏に布を張った笠）、立烏帽子（たてえぼし：高く立てたままで折らない）、鎧直垂（よろいひたたれ：鎧の下に着る着物）、行縢（むかばき：鹿の夏毛で作られる）、射籠手（いごて：弦が袖に当たるのを防ぐ）、太刀、前差し（まえざし）、弦巻（つるまき）、箙（えびら：矢を入れる容器）、物射沓（ものいぐつ：革製のくつ）
雁股矢（かりまたや：矢の先が股を開いたように分かれた形状のもの）を射ます。
▼江戸時代の軽装束
騎射笠（きしゃがさ：竹を編んで漆塗りにしたもの）、筒袖（つつそで：和服の袖の形）の紋付（もんつき：家紋の入った着物）、小袴（こばかま：すその短い狩り用の袴）
鏑矢（かぶらや：先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの）を射ます。
※和鞍（わぐら）、和鐙（わあぶみ）、和銜（わばみ）を使います。
井草八幡宮・流鏑馬神事の参観料
馬場での参観は参観券が必要で、当日朝９時より特設受付にて１,５００円（過去の金額なので参考程度に）で、発行してもらう事が出来ます。
井草八幡宮・流鏑馬神事は、いつ行われるの？
１９５２年（昭和２７年）に始まり、現在に至るそう。
井草八幡宮・流鏑馬神事は、いつ行われるの？
５年に１度９月末～１０月末までの日曜日（日付は毎回変動する）に行われます。
井草八幡宮の場所・住所（アクセスと駐車場）
東京都杉並区善福寺１−３３−１
▼自動車
関越自動車道練馬ICより約１４分
首都高速4号新宿線高井戸ICより約１５分
専用無料駐車場があります。
▼電車
JR中央・総武線西荻窪駅より車で約７分、徒歩約２２分
西武新宿線上石神井駅より車で約７分、徒歩約２１分
▼バス
JR中央・総武線西荻窪駅より関東バス西０２、０３「桃井第四小学校」下車、徒歩約２分
JR中央・総武線・東京メトロ丸ノ内線荻窪駅より関東バス荻３０、西５１「「井草八幡宮」下車、徒歩約４分
西武新宿線上石神井駅より関東バス西０１、０２、０３「桃井第四小学校」下車、徒歩約２分
