武雄神社・流鏑馬(読み方:たけおじんじゃ やぶさめ)は、佐賀県武雄市にある武雄神社で、毎年行われます。
馬上から的を弓で射る射手(いて)は、参道沿いに設けられた長さ約250mの直線馬場(ばば)を駆け抜けながら、3つの板的(一辺約40cm)を狙います。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
武雄神社・流鏑馬の服装
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、箙(えびら:矢を入れる容器)、足袋
雁股矢(かりまたや:矢の先が股を開いたように分かれた形状のもの)を射ます。
武雄神社・流鏑馬の始まりや由来、歴史、起源は?
1186年(文治2年:ぶんじ)に、後鳥羽天皇(ごとばてんのう)の勅使と源頼朝(みまもとのよりとも)の名代(みょうだい:代理人)が戦勝祈願を行い、勝利をおさめた感謝を伝える為に勅使と使者を送った際に、武雄2代領主・後藤宗明(ごとうむねあき)が奉納したのが始まりと言われています。
武雄供日の流鏑馬行事(たけおくんちのやぶさめぎょうじ)として、1995年(平成7年)11月8日に、武雄市重要無形民俗文化財に登録されています。
武雄神社・流鏑馬は、いつ行われるの?
毎年10月23日に行われます。
武雄神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
佐賀県武雄市武雄町大字武雄5327
▼自動車
長崎自動車道武雄北方ICより約10分
西九州自動車道武雄南ICより約10分
▼電車
JR佐世保線・西九州新幹線武雄温泉駅より車で約4分、徒歩約20分
▼バス
JR佐世保線・西九州新幹線武雄温泉駅北口から祐徳線「武雄高校前」下車、徒歩約2分
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