尾張大國霊神社・梅酒盛神事(読み方:おわりおおくにたまじんじゃ うめさかもりしんじ)は、愛知県稲沢市にある尾張大國霊神社(国府宮:こうのみや)で、毎年行われます。
神代(かみしろ:神様の代わり)として、10歳前後の男の子に、直衣(のうし:平安時代以降の公家の平常服)、巻纓の冠(けんえいのかん:冠に付いている背に向けて垂らす部分を内巻きにして止めたもの)、箙(えびら:矢を入れる容器)、太刀を佩かせます。
宮司、神職と共に庁舎(ちょうや)で、青梅の実、ボラの刺身、するめ、ちまきを供え、国五穀豊饒を願います。
その後。御幣(ごへい:2本の紙垂(しで)を竹または木の幣串(へいぐし)に挟んだもの)持ちを先頭に、神代(かみしろ:神様の代わり)として、10歳前後の男の子に、直衣(のうし:平安時代以降の公家の平常服)、巻纓の冠(けんえいのかん:冠に付いている背に向けて垂らす部分を内巻きにして止めたもの)、箙(えびら:矢を入れる容器)、太刀を佩かせ馬に乗ります。
神代の前後に騎乗した神職、次いで巫女、神宝持ち等が楼門前から参道を行列し、石鳥居を通り楼門前へ着いたら、鳴弦の儀(めいげんのぎ:馬上で弓の弦を鳴らし、邪気を払う)を行い戻ります。
そして、各町から飾馬(かざりうま:鞍の上に御幣を乗せ、刺繍の入った飾りをつける)が、子供達に引かれて境内まで練り歩いてきて献じます。
境内に設けられた、両側を柵で囲われた直線馬場を、飾馬(刺繍の飾りを外し、御幣と鈴になります)だけで2回ずつ駆け抜ける為「馬まつり」とも呼ばれています。1回目と2回目の間に、上記の行列が馬場を歩きます。
尾張大國霊神社・梅酒盛神事の始まりや由来、歴史、起源は?
1626年(寛永3年:かんえい)も、五穀豊穣を願い高御堂村(たかみどうむら)から、飾馬を献じたのが始まりだそうです。
尾張大國霊神社・梅酒盛神事は、いつ行われるの?
毎年5月6日(日付と期間は毎年変動する)に行われます。
尾張大國霊神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
愛知県稲沢市国府宮1−1−1
▼自動車
名神高速道路一宮ICより約12分
東海北陸自動車情一宮稲沢北ICより約13分
※専用無料駐車場があります。
▼電車
名古屋鉄道名古屋本線国府宮駅より徒歩約5分
JR東海道本線稲沢駅より徒歩約20分、車で約5分