白山神社・小迫の延年・馬乗渡しとは?

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白山神社・小迫の延年・馬乗渡し(読み方:はくさんじんじゃ おばさまのえんねん ばじょうわたし)は、宮城県栗原市にある、白山神社の春季例大祭で、毎年行われます。

花火を合図に、7つの演目が行われます。勝大寺から白山神社へ神輿渡御(みこしとぎょを)して献膳(けんぜん)→獅子舞→御法楽(ごほうらく、御山開き:おやまびらき)→入振舞(いりふりまい、長刀舞;なぎなたまい)→飛作舞(ひさまい、胡蝶舞:こちょうまい、青陽舞:せいようぶ)→田楽舞(でんがくまい、花笠舞:はながまい)→馬乗渡し(的取り)の順番です。

最後の馬乗渡しが最大の見どころで、源平合戦で那須与一(なすのよいち)が扇の的を射落とした故事を再現します。

立烏帽子(たてえぼし:高く立てたままで折らない)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)姿で騎乗する、源頼朝(みなもとのよりとも)、畠山重忠(はたけやましげただ)、千葉介常胤(ちばのすけつねたね)、和田小太郎義盛(わだこたろうよしもり)、後藤兵衛実基(ごとうひょうえいさねもと)役と、甲冑姿の那須与一で、境内にある杉の木に立てかけられた、大きな扇の的の前で口上を行います。

口上が終わると、甲冑姿の那須与一が馬上から矢で的を射ます。

白山神社・小迫の延年・馬乗渡しの始まりや由来、歴史、起源は?

源頼朝が平泉の藤原氏に勝利した帰路に立ち寄り、御礼として那須与一の扇の的を射る野祭を行った事と、平泉藤原時代の延年の舞が合わさって、現在に至るそう。

小迫の延年として、1979年(昭和54年)2月3日に、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

白山神社・小迫の延年・馬乗渡しは、いつ行われるの?

毎年4月第1日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。

白山神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

宮城県栗原市金成小迫山神77

▼自動車
東北自動車道若柳金成ICより約10分

※専用無料駐車場があります。

▼電車
東北新幹線くりこま高原駅、JR東北本線有壁駅より車で約16分

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