地御前神社御陵衣祭・流鏑馬神事とは?

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地御前神社御陵衣祭・流鏑馬神事(読み方:じごぜんじんじゃごりょうえさい やぶさめしんじ)は、広島県廿日市市(はつかいちし)にある、地御前神社で毎年行われます。

馬に乗って駆け抜けながら矢を射るのではなく、引き馬(ひきうま:ひとが引く)で的の前まで行き、止まった状態で馬上から的を狙います。

※以前は走りながら射ていた為、「馬とばし」という愛称が残っています。

本殿前で左回りに3周廻り、天長地九の儀(てんちょうちきゅうのぎ:天地東西南北に向かって矢を射ます)を行った後、大歳神社(おおとしじんじゃ)の下まで移動します。

設置された3つの的に向かって矢を射たら、町内を1周練り歩きます。戻ってきたら、再度3つの的を射て、町内を練り歩くというのを、3回繰り返します。

地御前神社御陵衣祭・流鏑馬神事の服装

綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、立烏帽子(たてえぼし:高く立てたままで折らない)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)

※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。

地御前神社御陵衣祭・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?

豊臣秀頼(とよとみひでより)の時代に、安芸の国(あきのくに)の藩主・安芸の守(あきのかみ)が奉納馬を仕立てて、参拝したのが始まりだそう。

1967年(昭和42年)頃から一時中断し、1982年(昭和57年)に復活して、現在に至るそう。

地御前神社御陵衣祭・流鏑馬神事は、いつ行われるの?

毎年旧暦5月5日(日付は毎年変動する)に行われます。

地御前神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

広島県廿日市市地御前5−17

▼自動車
広島岩国道路廿日市ICより約5分

専用駐車場はありません。

▼電車
広島電鉄宮島線地御前駅より徒歩約7分

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