野原八幡宮大祭・節頭行事(読み方:のばらはちまんぐうたいさい せっとうぎょうじ)は、熊本県荒尾市にある野原八幡宮で、毎年行われます。
裃(かみしも:和服における男子の正装で、袖なしの肩衣(かたぎぬ)と袴(はかま)が、同じ生地で作られたもの)姿の節頭奉行を先頭に、顔を白く塗り花笠を被り、赤い装束に法被(はっぴ)を着た仲間頭(ちゅうげんがしら)が続きます。
垂纓冠(すいえいのかん:冠本体から伸びた纓(飾り)が、後ろに弓なりに垂れ下がっているもの)に、装束を着て顔を白く塗った節頭(稚児:ちご)が神馬に乗り、4人の仲間(ちゅうげん)が馬の手綱を引きます。
御供人(おともにん)と共に「ヘーロイ、ハーロイ」の掛け声を発しながら、地域内を練り歩きお祝いの歌を歌い、野原八幡宮へ戻り、境内で奉納歌を歌います。
1885年(明治18年)に決定された輪番表により、風流(ふうりゅう)を奉納する菰屋(こもや)・野原・川登(かわのぼり)地区を除き、荒尾市、長洲町を含む旧荒尾手永28村中から、3地区ずつ毎年輪番で行います。
野原八幡宮大祭・節頭行事の始まりや由来、歴史、起源は?
1252年(建長4年:けんちょう)の、鎌倉時代中期頃には行われていた記録が残っているそうです。
野原八幡宮神事 節頭行事として、1976年(昭和51年)3月16日に、荒尾市指定無形民俗文化財に登録されています。
野原八幡宮大祭・節頭行事は、いつ行われるの?
毎年10月15日に行われます。
野原八幡宮の場所・住所(アクセスと駐車場)
熊本県荒尾市野原1529
▼自動車
有明海沿岸道路(大牟田高田道路)三池港ICより約60分
専用駐車場はありません。
▼電車
JR鹿児島本線荒尾駅、玉名駅より車で約14分