六殿宮流鏑馬とは?

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六殿宮流鏑馬(読み方:ろくでんぐうやぶさめ)は、熊本県熊本市にある、六殿神社(ろくでんじんじゃ)の例大祭で、毎年行われます。

氏子(うじこ)の各地区が、輪番で奉納を行います。

馬上から的を弓で射る射手(いて)は独身男性が務め、境内に設けられた長さ約200mの直線馬場(ばば)を駆け抜け(又は引き馬(ひきうま:ひとが引く)で)ながら、3つの板的を狙います。

スタート地点を馬場本(ばばもと)と呼び、一の的(いちのまと)、二の的(にのまと)、三の的(さんのまと)、ゴール地点を馬場末(ばばすえ)と呼びます。

的は薄い板を組み合わせた板的で、両サイドに紙垂(しで)が付いています。

流鏑馬の開始前と終了後に、流鏑馬装束に引立烏帽子(ひきたてえぼし:てっぺんを立てたえぼし)姿で、両手に玉串(たまぐし)を持ち、両腕を広げながら馬場を駆け抜ける、お浄めの儀が行われます。

馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。

六殿宮流鏑馬の服装

綾檜笠(あやひがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、足袋

六殿宮流鏑馬の始まりや由来、歴史、起源は?

創建(そうけん)以来続いているそうですが、詳しくは分かりませんでした。

六殿宮流鏑馬として、2025年(令和7年)3月27日に、熊本市郷土文化財に認定されています。

六殿宮流鏑馬は、いつ行われるの?

毎年10月第2日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。例大祭は9日に行われ、次の日曜日に奉納神事が行われます。

六殿宮流鏑馬・馬追神事・蟇目神事とは?

熊本市郷土文化財に認定された六殿宮流鏑馬には、馬追神事(うまおいしんじ)と蟇目神事(ひきめのしんじ)も含まれています。

▼馬追神事
突撃のラッパの合図で、白い法被を着て手綱を引き、拝殿の周りを駈け抜けます。

▼蟇目神事
射手が騎乗したまま、拝殿前で祭詞(さいし)を奏上し、鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)で、天と地に弓を張る所作を行います。

六殿神社の場所・住所(アクセスと駐車場)

熊本県熊本市南区富合町木原2378

▼自動車
九州自動車道城南スマートICより約9分

専用無料駐車場があります。

▼電車
JR鹿児島本線富合駅より車で約11分
JR鹿児島本線・三角線(あまくさみすみ線)宇土駅より車で約11分

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