御宝殿熊野神社例祭(読み方:ごほうでんくまのじんじゃれいさい)は、福島県いわき市にある、御宝殿熊野神社で2日間にわたり、毎年行われます。
7歳未満の男児が勅使童児(ちょくしどうじ)に選ばれ、2日間続く例祭の主役となります。
御宝殿熊野神社例祭スケジュール1日目(宵祭)
勅使童児宅から勅使童児は馬に乗り、東御霊神社(ひがしごりょうじんじゃ)、宮司宅等をまわり社殿へ参拝。
須賀海岸(すかかいがん)へ向かい、潔斎(けっさい:波を3回受けて身を清める)。
勅使童児は御宝殿熊野神社の社務所で参籠(さんろう:外部との接触を断ってこもり、身を清める)。
社殿前で稚児田楽(ちごでんがく)が行われ、午前0時になると丑の刻(うしのこく)参りが行われます。
御宝殿熊野神社例祭スケジュール2日目(例祭)
例祭が斎行され、役馬(やくうま)の参拝(7回半参り)、鉾立神事(ほこたてしんじ:約5mの孟宗竹で作られた、兎鉾(豊作)と鳥鉾(豊漁)を持ち、130mの参道を走って競争し占う)が行われます。
各所で田楽演奏、風流(ふうりゅう)「櫓の上段で白鷺舞、青龍舞、雌雄鹿舞、大獅子舞」が行われます。
田楽が行われた後、神輿渡御(みこしとぎょ)が行われ、行列最後尾に馬に乗った勅使が続きます。本殿から境内を通り、参道から元宮(もとみや:大鳥居そばにある)まで渡御します。
参道から境内に向けて早馬疾走が行われた後、勅使童児の饗応(きょうおう:酒や食事を出して人をもてなす)、東御霊神社へ参拝し、役馬見送りで終了。
御宝殿熊野神社例祭の始まりや由来、歴史、起源は?
古くから行われているようですが、よく分かりませんでした。
御宝殿の稚児田楽・風流として、1976年(昭和51年)5月4日に、国指定重要無形民俗文化財に指定されています。
御宝殿熊野神社例祭は、いつ行われるの?
毎年7月第3月曜(海の日)と前日の日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
御宝殿熊野神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
福島県いわき市錦町御宝殿81
▼自動車
常磐自動車道いわき勿来ICより約9分
専用無料駐車場があります。
▼電車
JR常磐線植田駅より車で約6分、徒歩約23分

