垂木の祇園祭・神輿渡御・還御(読み方:たるきのぎおんさい みこしとぎょ かんぎょ)は、静岡県掛川市にある雨櫻神社(あめざくらじんじゃ)と六所神社(ろくしょじんじゃ)の合同祭礼で8日間にわたり、毎年行われます。
初日に神輿渡御(みこしとぎょ)、最終日は神輿還御(みこしかんぎょ)は、雨櫻神社から馬場の原(ばばのはら:県道373号線沿い)を経由し、六所神社まで練り歩き往復します。
垂木の祇園祭・神輿渡御・還御の編成
御幣(ごへい)、猿田彦(さるたひこ)、獅子、太鼓、笛、大扇、十二本鉾、三本鉾、弓、旗、神輿三基、神職
垂木の祇園祭・流鏑馬神事とは?
最終日は神輿還御の途中、馬場の原で数年に1度行われます(毎年ではありません)。
神事は稚児流鏑馬(ちごやぶさめ)で、引き馬(ひきうま:ひとが引く)で馬場内を小さく3周しながら、人が持った的の前で止まり、的へ矢を3回当てる的割り神事が行われます。
垂木の祇園祭・流鏑馬神事の服装
笠、陣羽織、半襦袢(はんじゅばん)、胸当て、袴、手甲、箙(えびら:矢を入れる容器)、足袋、草履
鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。
和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)を使います。
垂木の祇園祭・流鏑馬とは?
神事が終わると、流鏑馬のデモンストレーションが行われます。馬上から的を弓で射る射手(いて)は、特設された直線馬場を駆け抜けながら、1つの的を狙います。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
垂木の祇園祭・神輿渡御・還御・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は?
古文書の記載によれば、1800年以前から行われているそうですが、詳しくは分かりませんでした。
垂木の祇園祭として、2018年(平成30年)4月27日に、掛川市指定無形民俗文化財に登録されています。
垂木の祇園祭・神輿渡御・還御・流鏑馬神事は、いつ行われるの?
毎年7月第2日曜日をはさむ8日間(日付は毎年変動する)に行われます。
雨櫻神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
静岡県掛川市上垂木1612
▼自動車
新東名高速道路森掛川ICより約10分
東名高速道路掛川ICより約20分
掛川バイパス大池ICより約7分、西郷ICより約8分
専用無料駐車場があります。
▼電車
JR東海道新幹線・東海道本線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線掛川駅より車で約15分
六所神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
静岡県掛川市上垂木981
▼自動車
新東名高速道路森掛川ICより約11分
東名高速道路掛川ICより約18分
掛川バイパス大池IC、西郷ICより約6分
専用無料駐車場があります。
▼電車
JR東海道新幹線・東海道本線・天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線掛川駅より車で約13分
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