女河八幡宮例大祭神事(読み方:めがわはちまんぐうれいたいさいしんじ)は、静岡県湖西市(こさいし)にある、女河八幡宮で毎年行われます。
見どころは巫女卜(みこのうら)、十列児(じゅうれんじ)、中でも最大の見どころは流鏑馬(やぶさめ)です。
女河八幡宮例大祭神事・巫女卜とは?
頭に花飾り、打ち掛け(うちかけ)を羽織った少女3人が馬に乗り、社務所から拝殿に向かい、参拝します。
女河八幡宮例大祭神事・十列児とは?
3人の少年が引き馬(ひきうま:ひとが引く)で、社殿を時計回りに7周し、境内にある直線馬場(ばば)を駆け抜け、7往復します。
女河八幡宮例大祭神事・流鏑馬とは?
■神の的(かみのまと)
流鏑馬の1番馬が扇子に書かれた祈願文を読み上げ、頭上で3度回して上空へ投げ上げます。続いて、天に向かって矢を1本射ます。
■的場定め(まとばさだめ)
流鏑馬の的の場所を、重藤の弓(しげとうのゆみ:黒漆塗りで本体に藤を巻きつけたもの)を使って、3か所の的場を定めます。
■流鏑馬
流鏑馬は「馬とび(うまとび)」と呼ばれていて、1番馬から3番馬まで順番に引き馬によって馬場を進み、的の前で止まって竹弓で3つの的板を狙い、終わったらスタート地点・馬場本(ばばもと)へ、駆け抜けて戻ります。これを7往復繰り返します。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
▼流鏑馬の服装
紙垂(しで)がついた笠、水干(すいかん:丸襟で背縫いがない狩衣)、馬乗り袴(うまのりばかま)、背中に刀、足袋、草履
女河八幡宮例大祭神事の始まりや由来、歴史、起源は?
古くから行われているようですが、よく分かりませんでした。
女河八幡宮例大祭神事として、2012年(平成24年)3月30日に、静岡県無形民俗文化財に登録されています。
女河八幡宮例大祭神事は、いつ行われるの?
毎年10月第2日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
女河八幡宮の場所・住所(アクセスと駐車場)
静岡県湖西市新所1
▼自動車
浜名バイパス大倉戸ICより約17分
専用駐車場はありません。
▼電車
JR東海道本線鷲津駅より車で約11分
天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線大森駅より車で約6分
▼バス
JR東海道本線鷲津駅よりコーちゃんバス知波田入出線知波田方面行き「新所」下車、徒歩約4分
流鏑馬はこちら