三柱神社・柳川流鏑馬(読み方:みはしらじんじゃ やながわやぶさめ)は、福岡県柳川市にある三柱神社で、毎年行われます。
旧豊前小倉藩相傳・小笠原弓馬術流鏑馬武徳会(きゅうぶぜんこくらはんあいでん おがさわらきゅうばじゅつやぶさめぶとくかい)が奉納します。
馬上から的を弓で射る射手(いて)は、参道に設けられた特設馬場(ばば)、長さ約300mの直線を駆け抜けながら、3つの板的を狙います。
矢を番える(つがえる)動作の間に、「陰陽(いんよー)」という声を発します。
スタート地点を馬場元(ばばもと)と呼び、一の的(いちのまと)、二の的(にのまと)、の的(さんのまと)、ゴール地点を馬場末(ばばすえ)と呼びます。
馬場の両側には埒(らち)が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒(おらち)と呼び、反対側は女埒(めらち)と呼びます。
三柱神社・柳川流鏑馬の服装
綾藺笠(あやいがさ:いぐさを編んで裏に布を張った笠)、立烏帽子(たてえぼし:高く立てたままで折らない)、鎧直垂(よろいひたたれ:鎧の下に着る着物)、行縢(むかばき:鹿の夏毛で作られる)、射籠手(いごて:弦が袖に当たるのを防ぐ)、太刀、前差し(まえざし)、弦巻(つるまき)、箙(えびら:矢を入れる容器)、物射沓(ものいぐつ:革製のくつ)
鏑矢(かぶらや:先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの)を射ます。
※和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)、和銜(わばみ)を使います。
三柱神社・柳川流鏑馬の始まりや由来、歴史、起源は?
高畠馬場流鏑馬御興行乃図(たかはたばばやぶさめごこうぎょうのず)に記され、1849年(嘉永2年:かえい)に奉納されていたそうです。
長らく途絶えていましたが、2005年(平成17年)に遷宮百八十年を記念して復活し、現在に至るそう。
三柱神社・柳川流鏑馬は、いつ行われるの?
毎年3月最終日曜日、または4月第1日曜日(日付は毎年変動する)に行われます。
三柱神社の場所・住所(アクセスと駐車場)
福岡県柳川市三橋町高畑323−1
▼自動車
有明海沿岸道路三橋ICより約4分
専用無料駐車場があります。
▼電車
西鉄天神大牟田線西鉄柳川駅より徒歩約9分、矢加部駅より徒歩約7分
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