高津柿本神社八朔祭・流鏑馬神事（読み方：たかつかきのもとじんじゃはっさくさい やぶさめしんじ）は、島根県益田市にある、高津柿本神社の八朔祭で、毎年行われます。
馬上から的を弓で射る射手（いて）は、高津川河川敷左岸の高津川河川敷やぶさめ公園に設けられた、長さ約２１８mの特設直線馬場（ばば）を駆け抜けながら、３つの板的を狙います。
スタート地点を馬場本（ばばもと）と呼び、一の的（いちのまと）、二の的（にのまと）、三の的（さんのまと）、ゴール地点を馬場末（ばばすえ）と呼びます。
馬場の両側には埒（らち）が設けられ、進行方向の左側に的があり、的側は男埒（おらち）と呼び、反対側は女埒（めらち）と呼びます。
高津柿本神社八朔祭・流鏑馬神事の服装
綾藺笠（あやいがさ：いぐさを編んで裏に布を張った笠）、鎧直垂（よろいひたたれ：鎧の下に着る着物）、行縢（むかばき：鹿の夏毛で作られる）、射籠手（いごて：弦が袖に当たるのを防ぐ）、太刀、前差し（まえざし）、弦巻（つるまき）、物射沓（ものいぐつ：革製のくつ）
鏑矢（かぶらや：先端に卵型で中が空洞の武具を付けたもの）を射ます。
和鞍（わぐら）、和鐙（わあぶみ）を使います。
高津柿本神社八朔祭・流鏑馬神事の始まりや由来、歴史、起源は？
１６６１年（寛文元年：かんぶん）８月１日に、亀井茲政（かめいこれまさ）が奉納したのが始まりで、一時中断から２００５年に地元の高津やぶさめ保存会が復活させ、現在に至るそう。
高津柿本神社八朔祭・流鏑馬神事は、いつ行われるの？
毎年９月１日（万葉歌人・柿本人麻呂の生誕日とされる旧暦８月１日）に行われます。
高津柿本神社八朔祭・流鏑馬神事の場所・住所（アクセスと駐車場）
島根県益田市高津２−５（高津川河川敷やぶさめ公園）
▼自動車
山陰自動車道萩・石見空港ICより約４分
高津柿本神社に専用無料駐車場があり、そこから会場までは徒歩約３分。
▼電車
JR山陰本線・山口線益田駅より車で約８分、徒歩約２６分
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